アパレル店員鬱ちゃん日記

仕事ができない人間のはきだめ

散文

 

朝起きて、出勤までの時間にいつも考える。

 

私、このままでいいのか?

 

 

それは仕事ができないから成長しなきゃ、責任持って行動しなきゃ、っていう意味もあるんだけど、それ以上に、「このままこの仕事をしていて私は納得しているのか?」っていう意味合いのほうが強い。

 

仕事を続けていればそのうち店長になって、全国飛び回るんだろうな、と漠然と理解はしてて、上司にも「鬱ちゃんは店長になりたい?」と聞かれれば「まあ、なれるなら」となんとも曖昧な返事はしてる。だって嫌とは言えないし。

でも馬鹿な私に店長みたいな仕事ができるとは思えないし、そんな重責務担えるとは思えない。それが、入社時から今に至るまでどんどん大きくなっている。だいたい私はリーダーや人の上に立つ役割に向いてない。

 

正直な話、売上を取るということから逃げたくて仕方ない。小売業をやっててあるまじきことなんだけど、そもそも数字が苦手なんだよね。あと、現状の分析をしてどうしていくべきかがわかっても、なかなか行動にうつせない。

 

接客は嫌いじゃないけど、お店の運営をしていくこと、売上をとるために動くこと、その判断が苦手すぎる。

 

仕事に行く前は「今日売上取れなかったらどうしよう」「また店長に怒られる」ばかり考えて鬱になる。でも、売上がよかったら楽しい!って帰ってる。

ゲンキンな性格だと思うけど、こんなんじゃ多分いつか潰れる。

 

 

今すぐにでも仕事を辞めたいけど、もう就活のときみたいな苦しい思いはしたくないし、今の会社に恩もある。というか、会社自体はめちゃくちゃ優良だと思ってる。お給料も満足する分もらってるし、残業もほぼない。しかも社宅だから家賃はほぼ会社負担。こんなありがたいことはないし、待遇はほんとに文句はない。ただ、私が仕事できなくて業界に向いてないという話なだけで。

 

だから辞めるのはもったいないって気持ちもあるし、そもそもやめたらこれからの生活はどうする?貯金も収入もないし、奨学金の返済もある。住むところは?世間体は?親に申し訳なく無い?

 

結局こんな不安のほうが大きくて、私は現状を変えられない。今日も鬱を抱えて仕事にいく。今日は売れますように。